About BRIDE

           

安全のために。
メイド・イン・ジャパンへのこだわり

ブリッドはドライバーに一番近く、万が一の時に体を守るための部品でもある全てのシート及びシートレール製品を日本国内で製造しています。 ブリッドのシートは日本を代表するモータースポーツ関連企業及び、関連チューニングパーツ製造・販売企業が加盟する業界団体であるASEA基準をクリアしたASEA認定製品であり、過酷な保安基準試験をクリアしている車検適合モデルです。保安基準試験は、「シートバック後面衝撃試験」、「ヘッドレストレイント前方衝撃試験」、「ヘッドレストレイント静的試験」、「座席及び座席取付装置試験」、「座席ベルト取付装置試験」、「難燃試験」の6項目から構成されており、事故を想定し大きな力をシートにかけ、シートが破損しないか、規定時間保持できるかなどを調べ、シートの安全性を確認するものです。

ブリッドのシートは、保安基準に則った試験を行い、車検対応モデルは、その試験成績の書類を全国の運輸局、運輸支局に提出しています。                 

また、ブリッドは日本製シート初のFIA公認を取得しており、国際レースで使用可能なモデルも提供しています。保安基準試験やFIAの厳しい強度テストをクリアする品質維持と向上のため、ブリッドでは徹底した製造工程の管理を行っています。

高品質のシートを提供するためには、高度な技術を使い、手作業で製造を行うための熟練した高い技術を持った職人、シート製造のために高度な技術で開発されたシェルや生地などの素材、さらには市場に安定して製造、出荷するための流通が不可欠です。シートの品質を、厳密に管理・維持するために、メイド・イン・ジャパンにこだわっているのです。

さらに、ブリッドは「メイド・イン・ジャパン」は日本が長い時をかけて培ってきた信頼、世界が認めた品質を表す言葉だと考えています。この言葉には生産者の顔が見え、日本ならではの精緻な技と豊かな創造力、そして作り手の洗練された技術・感性へのこだわりが込められています。

命を懸けるレースシーンをいつも想定して、安全で高品質なシートをつくるための“メイド・イン・ジャパン”はブリッドにとってものづくりに必要不可欠なこだわりなのです。

シェル制作

1. 特注品の最先端素材により高い強度を実現するブリッドのシェル

現在、ブリッドのシートで使用するシェル用素材は、高い強度を持つアラミド繊維を使用した「スーパーアラミド」と、複雑な形状でも綺麗に再現できる柔軟性を持つ「FRP」の2種です。
スーパーアラミドは、帝人との共同開発によるブリッド社専用の素材です。

2. 完全ハンドメイドで製造されるシートシェル

ブリッドではシェルをハンドメイドで製造しています。アラミド繊維への樹脂・硬化剤の塗布や、硬化したシェルの脱型、バリをとる削り、仕上げの磨きまですべて熟練のスタッフによる手作業で行います。多彩なバリエーションをもつブリッドのシートは、それぞれのシェル形状の細部の違いや、ホールド性を高めるために設計されたこだわりの形状にはハンドメイドによるきめ細やかな作業が必要になります。また、フルバケットシートの破断強度を格段に上げるためにアラミド繊維は部分裁断せず、シェル全体を一枚物で一体成形で仕上げています。ハンドメイドであるからこそ形状が複雑なシートシェルであっても、繊維素材を隅々までシートシェルの型に合わせこむことができ、高いホールド性を実現する製品が製造できるのです。

3. 1シートごと丁寧に仕上げられるシートカバーの縫製工程

ブリッドのシート生地はプロテインレザー、高級スエード調生地、ファブリック素材など同じシェル形状でもシートの用途、お客様の好みにあわせることができるように使い分けられています。それぞれのシート形状やサイズによってシートカバーは一つ一つ異なります。シートカバーはCAD設計によりパターン図が制作された後、最先端の自動裁断機によりパターンにそって裁断された後、熟練の職人の手作業で縫製しシートカバーへと仕上げられていきます。シートカバーをシェルに被せる際に余分な生地や張りすぎることなくきちんとフィットさせるために、立体的で複雑な形状になっているので縫製には非常に高い技術が必要です。また、シートカバーは立体的な形状のため折シワがつかないよう在庫せずに、シート製造のタイミングにあわせて縫製します。縫製後は専任の検品担当者によって1枚ずつ検品され、縫い目やほつれなどを確認します。高い品質へのこだわりは縫製工程にも現れています。

4. 実車からの精密な採寸。高い強度と精度を実現するノウハウに基づくシートレール製造

スポーツシートを車に取り付ける場合にはシートレールが必要になりますが、数多くの車種に適合するシートを持つブリッドはシートレール製造においても強いこだわりを持っています、一台一台形状の違うフレームを持つ実車から手作業で精密に採寸しマスターレールを制作した後、量産用の治具を作り量産する手法を取っています。コンピューターを使用しレールを設計することもできますが、計測値に幅を持たせる必要があるコンピューターを使用するのではなく各寸法を手作業で採寸することで各ボルト穴のサイズなど細かい部分まで正確に設計することで、ボルト穴の余計な隙間などを無くし、車体とシートレール、シートとシートレールのフィッティングを極限まで高めています。
 これにより、ブリッドのシートレールは高い基準を求める日本の車検制度への対応と、モータースポーツに求められる剛性を両立しているのです。 工場に保管される多くの治具が多くの車種に適合してきたノウハウを証明しています。

5. 最終組み立て工程における熟練の仕上げ

シェル、シートカバー、ウレタンクッションなどの各パーツは最終的にアセンブル用の工場で組み立てられ、スポーツシートとして完成します。フルバケットシートの場合はシェルにベースのウレタンクッションを貼り付けシートカバーを装着した後、座面や腿部に専用のクッションを装着し完成します。リクライニングシートはバックレストにリクライニング機構を取り付けた後に座面と接合し完成します。すべて熟練した社員が丁寧に組み上げていきます。完成品は検品チェックを受けた後、保安基準適合のシール貼付と証明書、それに加えFIA公認モデルの場合はFIA公認モデルの証明ステッカーを貼付して出荷されます。

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